■だげ記 Vol27

松戸市民会館公演
2007.5.12(千葉県)
5月12日、松戸市民会館にて労音東葛センターさんの主催により打撃団のコンサートが行われました。篠笛担当の村山二朗が、終演直後の舞台裏とロビーの様子をご紹介致します。

舞台上でアンコールの演奏を終え、背で拍手を受けとめつつ袖に入ると、まずはフーッとばかりに溜め息を一つ。急いで笛を安置して、小走りで楽屋に戻りま す。なぜゆっくりできないかと言うと、ロビーに出てお客さまに挨拶をしたり、サインに応じたりするためです。三枚目の私でも一応は舞台人らしくそれなりに 汗をふくなどの身繕いをして、いざロビーへ。ロビーでは皆さんに温かな言葉をいただきますが、今回意外にも多かったのは「私も趣味で笛を習っています」や 「僕もお囃子で笛を吹いています」という方です。太鼓の公演ですので「私も太鼓をやっています」とおっしゃるお客様は常に多いのですが、今回の公演ではず いぶんと笛吹きがおられたので驚きでした。中には「昨年見ました」や「去年見に来た知人から勧められて」との声もあり、思わず握手をする手に「ギュッ」と 力が入ります。

昨年は習志野市での公演でしたが、やはりリピーターさんがいらっしゃると嬉しいですし、とても励みにもなります。松戸公演にご来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。またのお越しを心よりお待ち申し上げます。

(07.6月)
文/村山二朗

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